たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

STEINS;GATE #12「静止限界のドグマ」感想

(以下ネタバレ)
遂にここからが本編、という理解でいいのでしょうか?
紅莉栖の手により、過去の自分に記憶を転送する「タイムリープマシン」が完成。しかし、今までのようにメールを確認するだけでは動作確認が取れないため、ラボメンの誰かで人体実験をせねばならず、悩んだ末に岡部の出した答えは――実験を行わず、マシンを公表して然るべき機関に委ねることでした。
謎の脅迫メールとか、7000万年前の夢とか、色々と不安要素があったから、というのもあるんでしょうが、やっぱり岡部としてはラボメンを危険に晒す事は考えられなかったんでしょうね。
さて、そんな訳でタイムリープマシン公表の前祝としてささやかなパーティを開こうと食材の買出しに出かけた岡部と紅莉栖。その帰り道、紅莉栖は心から自分を心配してくれる岡部の態度に、岡部は紅莉栖のあまりにも正直な「ありがとう」に、それぞれ動揺を隠せないくらいデレてしまうシーンはまさしく2828展開。二人とも典型的なツンデレ(しかもデレが分かりやすい)なので、その相乗効果による破壊力はすさまじいですな。*1
そんなこんなで、途中助手とバイト戦士の確執→和解(?)を挟みながらも、穏やかな夜は更けていったわけですが、遂に、遂に運命が大きく動き出してしまいました。
爆破テロ予告によりストップした電車。
SERNのネットワークとラボが直結している事を知り、動揺しラボメンに警告をしようとしながらもその場から逃げ出すように去ってしまった鈴羽。
外に浮かぶ「人工衛星」にも似た何か。
静止してしまった砂時計やまゆりの懐中時計。
今までの平穏がまるでウソだったかのように異界化してしまったラボに大挙して押し寄せてきた仮面の武装グループ――そして彼らと共に現れた、いつもとは様子が違いすぎる萌郁。
「タイムマシンを回収に来た」と告げた彼女の次の行動は、まだ使い道のある開発者、即ち岡部・紅莉栖・ダルの三人の身柄の確保、そして「不要」であるまゆりに銃をつきつけ――。
あまりにもあっけなく崩壊してしまった日常。しかし、思えば世界を揺るがすような大発明や大規模な時間改変を前にして、その日常が変わらないとどこかで思い込んでいたラボメン達が甘かっただけで、世界は既に異常と化していた。その、現実を直視する事を避けていた大きなツケを、支払うべき時が来てしまった。ただ、それだけの事なのかも知れません。
一体、これから物語はどんな様相を見せるのか? 引き金を引く直前に、どうやら「FB」の名を口にしていた萌郁の正体と真意はどこにあるのか? いち早く危機を察していた鈴羽の目的は? 岡部は、この一個人のキャパシティをゆうに超えてしまった事態を前に、一体どんな行動を起こすのか? ここからはもう息をつく暇もなさそうですね。

Steins;Gate(限定版)

Steins;Gate(限定版)

先日PSP版の原作ゲームが届きました。限定版を買ったら、予想以上の箱の大きさにちょっと後悔。白衣とスリッパなんて、一体どうするつもりだったんだろう、自分。

*1:前回・今回で岡部にとって一番大切な人間がまゆりであると言う事はある程度示唆されている訳ですけれども、恋愛感情は別なんですかね?