たこわさ

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「パンゲア・エゼル」(7)小感想

パンゲア・エゼル(7)(完) (アヴァルスコミックス)

パンゲア・エゼル(7)(完) (アヴァルスコミックス)

諸事情で掲載誌が2度も変更される、という中々に数奇な運命を辿った本作ですが、作品を取り巻く環境と同じく、主人公ライセの運命もまた数奇なものでした。
(以下ネタバレ)
旅の果てに辿り着いた「残酷な真実」――正直、浅野りん氏の作品でここまで残酷な結末が待っているとは思いもよりませんでした。救われないものはやはり救われないまま終わり、救われたものにも大きな傷を残した、こんな結末が待っているとは。
それでも、最後にライセを救い上げたクレハの姿に、決して「終わり」なのではないのだと、きっとライセ達の未来は今やっと動き出したんだと、感じずにはいられません。
ライセとクレハの物語としては「未完」なのでしょうが、「パンゲア」という作品の終わりとしては、やはりこれが相応しかったのだろうな、と10年近くこの作品を追い続けてきた読者の一人として、しみじみ思うところです。