(以下ネタバレ)
基本的に楽しめましたが、「どうせ多少のトラブルが発生しつつも劇自体は成功するんだろう?」という少々冷めた視点も少し混ざってしまったんですよね、今回は特に。
第二期は、唯達の「卒業」へのカウントダウンを淡々と進めていく作業が前提にあるためか、「平和な日常の中に流れる少しの寂しさ」を梓が時折体現するだけで、全体的にカタルシスというか悶々としたものが開放される時の喜びというか、そういったものが殆ど見受けられません*1。
毎回毎回を楽しむ事は出来るんですが、作品全体として「すっごく面白かった!」と後々に何度も観返すような作品にはなりえないんじゃないかな、という不安が日に日に増しております。もちろん、最終回を観ない事には、制作側が一体どんな形を目指してこの作品を作り上げているのかの判断は出来ないでしょうが。
昨日、「true tears」のBD-BOXを一気に鑑賞しちゃったから、ちょっと比較しちゃっているのかもしれません*2。
けいおん!!(第2期) 2 (Blu-ray 初回限定生産) [Blu-ray]
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*1:多少はあってもその話数中に大概の場合片付いてしまう。
*2:「true tears」は日常を逸脱しない中でもドラマチックに物語を進められる事を証明した名作だと私的には思います。