- ウィルコム久保田社長、更正法適用の背景を説明 - ケータイ Watch
- 経営破綻の背景は：かさむXGP投資、PHSとの両立が難しく――ウィルコム 久保田氏 - ITmedia +D モバイル
- ウィルコムが会社更生法適用を申請 | WILLCOM NEWS ウィルコム関連ニュース情報サイト
まずはじめに、誤解している人が多いようなので私からも補足しておくとPHSのサービス自体継続を前提とした手続きとなります。今日明日PHSが使えなくなったりするわけではないですし、WILLCOM自体も無くなりません。そこの所を勘違いしないように
また、金融機関・大株主は2000億円規模の債権放棄をする事になりますが、今の所通常取引の買掛金まで踏み倒す可能性は低いので、一般取引先には影響は少ない見通し。
純減が続いているとは言え、基幹のPHS事業自体は黒字の中での会社更生法の申請。起死回生の一発だったはずのXGP（次世代PHS）への投資がまさか会社自体を倒産に追い込むとは……。
もちろん、世界同時不況の影響が一番大きかったわけですが、それだけでなく、景気の良かった段階で先手を打っておかなかった旧経営陣の責任による所も大きかった事でしょう。「ウィルコム定額プラン」の次の一手を打たずしてXGPへ移行しようとした怠慢のツケがまわってきたともいえます。
あと、個人的には、先日の日経の飛ばし記事がトドメだったのではないかと思いますが。相変わらず日経の一面に載るとろくな事になりませんね（苦笑
とは言え、予想していた結末の中では、まだマシな部類に入る、とも思います。
完全倒産→PHS停波や、禿バンクの完全傘下にならなかっただけマシでしょう*1。XGPについても、ソフトバンクの出資は恐らくは最大でも三分の一に収まる訳ですし、手綱は握られたけど魂まではまだ、という段階で粘るシナリオも無きにしも非ず。
なんにしても、WILLCOMユーザの私は当分の間使い続けますよ！ 頑張れ、WILCOM！！
