たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

「気分を入れ換える」

また一つ年をとりました。
流石にもうオッサンなので、自分の誕生日でテンション上がったりしないのですが、ネットでも現実でも「おめでとう」の一言をくれた人が一人もいないのが、なんともはや私らしいと言うかなんと言うか。
今年は、厄年でもないのに大小様々な不幸に見舞われました。つい先日起こったある不幸な出来事は、現時点で自分の人生の中のワースト5に入るほどにショックな事でしたが、それで打ち止めになる訳でもなく、日々憂鬱に過ごしております。
ただ、「不幸」という概念の半分位は、実は「気の持ちよう」でいくらでも変わるものである、という事もまた事実。一つの「不幸」*1のせいで暗く落ち込んだ気持ちが、本来は「ちょっとしたアクシデント」程度で笑い話にさえ変換できるような出来事を、「不幸」に変えてしまっている事の方が実際には多いのではないかと思います。
そんな考えも無意識にあったのか、先にmixiで書いた誕生日日記で、こんな言い回しを使っていました。

これを機に、少しずつ気分を入れかえていかないとなぁ。

「気分を入れ換える」とは、また我ながら珍妙な表現です。
「心機一転」という意味ならば「気分(気持ち)を切り替える」の方が合っている筈ですが、実はこの表現は言いえて妙なのかもしれない、とも思い。
例えるならば、自分は今どのチャンネルも映りが悪いテレビで、その中でいくら「気持ちのチャンネル」を切り替えたって、いつまで経っても砂嵐混じりのノイズだらけの映像しか映らない。そんな憂鬱の袋小路中にいる。
自分の中に無いのならば、外から取り入れないといけない。「換気」しないといけない。テレビだったら地デジ化……は逆に映らなくなる場合もあるから、アンテナを立て直すとか、ブースターを取り付けるとか、はたまた思い切って引っ越してしまうとか、とにかく一人部屋にこもってチャンネルを回し続けて「映りがちっとも良くならない」と延々無限ループを続けている状態から脱却しなきゃいけない。「精神的な引きこもり」から。
――季節は冬。お気に入りの毛布から這い出して外に出る事はとても寒くて辛いのだけれども、多分、冬の寒さを知らなければ春の訪れにも気付けない。
「少しずつでもいいから、毛布から這い出そう」
これが、次の一年間の自分の目標になりそうです。



そして、●2の誕生日にこんな中2的な文章を垂れ流している自分を自覚して、また深く毛布を被り直すのでした(オチ)。



本日の作業BGM:岡崎律子「空色」

*1:この場合気の持ちようで変わりようのない「事実」としての不幸