たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

地元選挙区に見る希望と絶望

さて、マスコミ各社がキチガイのように報じるように、このたびの衆議院選挙は民主党の圧倒的勝利に終わりました*1
私的には、というか良識ある諸兄は、これがかつての「郵政選挙」を全く逆の立場で繰り返しただけの、なんとも日本人のブロイラー的国民性*2を証明しただけ、というなんとも物悲しい結果であることに失望し、これからの民主党政権に大きな不安を覚えている事だろうと思います*3
さて、各地で自民の有力候補が民主候補に敗れる図が見受けられましたが、私の地元選挙区・神奈川四区でもその流れは止められなかったようです。
今回当選した民主党候補は、長島一由。元フジテレビ記者であり、鎌倉市議会員を経て逗子市長を二期務めた――と略歴だけ書けば立派な人物のように見受けられますが、先日も書いたとおりこれがかなりの食わせ物です。
政治家としての最初の経歴、鎌倉市議については、その選挙運びの上手さから見事TOP当選、当時としてはかなりの若手議員の誕生に、老齢化が進む鎌倉市民は期待したわけですが、なんと任期のほんの初期で突然辞任、そして何を思ったのかこれまた突然お隣の逗子市市長に立候補し何故か当選→鎌倉市民( ゚д゚)ポカーン
その後も長島氏の奇行は続きます。選挙活動中に知り合ったと言う*4当時まだ18歳程度の女性と結婚*5、ついでに市長在職中に妻の成人式に「市長」として出席したり、その妻がその後逗子市議になって「市政の私物化」が問題視されたり、よく分からない理由で市議の一人を「脅迫」で訴えたり
そして今回、「何故か」民主党公認として神奈川四区に出馬し見事当選した訳ですが、候補として擁立される際には民主党内からも激しい反発があったようです(詳細は認めていない長島一由氏が選ばれた不思議-明日も頑張ります!!逗子市議会議員 君島雄一郎の活動報告)。
とまあ、はっきり言ってちょっと今までの経歴を知っていれば、いくら民主党公認候補だからといってまともな良識を持っている方ならば票を投じる事を少しはためらうような長島氏が見事当選し、心底地元選挙区のブロイラー共に絶望したのですが、選挙結果を眺めていると別の見方もできる事に気が付きました。
神奈川四区の選挙結果上位三位を引用すると、

民主党 長島 一由 89,082
みんなの党 浅尾 慶一郎  70,728
自民党古賀派) 林 潤  64,006

と、得票数だけ見れば長島氏が特段突出した、という訳ではない事が分かります*6
2位の浅尾慶一郎氏は、民主党で重要ポストが約束されていながら、最後まで長島氏擁立に「NO」を唱え民主党を除籍されながらも出馬し*7小選挙区では敗れたものの比例区で見事復活当選*8しています。その彼に7万票
そして3位の林潤氏は、自民党前職。若手ながらも街頭演説やドブ板まわりを長年続け、前回の衆議院選挙で見事当選を果たした「努力の人」です。今回も逆風の中あえて「自民党」を前面に押し出した選挙活動を続けていましたが、残念ながら落選。それでも6万4千票もの票を集めています。この逆風吹き荒れた選挙戦を思えば、届かなかったとは言え十分な健闘と言えるでしょう。
長島氏が当選してしまった事自体は絶望でしたが、それでも彼の得票数を遥かに上回る人々が長島に「NO」を突きつけていたと言う事に、僅かの希望も感じた、そんな選挙でございました。

序に

ぼちぼち地元・鎌倉市長選が近づいてきました。現職の石渡市長は、名所大船観音の真ん前に不法巨大マンション*9を建てようとしたり、保護地区の山を切り崩す許可を出したりと、とにかく土建関係の醜聞に事欠かない人物。地元市議出身の若手政治家が県会議員を辞してまで市長選に立候補する、との噂を先日聞きましたので、全力で応援したいと思います*10

*1:実際はこれから色々と始まりますが。

*2:今の所の有力飼育主候補はマスゴミのようです、悲しいことに。

*3:もちろん、期待を持つ事も個人の自由なので止めない

*4:一説にはウィンドサーフィン仲間とも。

*5:これまた一説には出来ちゃった婚とも。ちょっと前後の時系列を示す資料が無かったので私的にはなんとも言えませんが。

*6:それでも2万票近い差は大きいですが。

*7:実際には念願の衆議院出馬を阻まれた悔しさやその他の理由もあるはずだし本人は民主党に未練が大きいようですが。

*8:ただし「みんなの党」w

*9:接続する道路が無い土地に勝手に建設許可を出した

*10:無論、私は市議時代からその政治家の支持者であります。