たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

巡り巡って振り出しよ

――空気が読めません。
いや、正しく言えば「空気を読もうとするんだけれども深く考えすぎて変な所に着地してしまって、結果、傍から見ると空気が読めない人になっている」事が多いです。
例えば後輩達との会議中。何だか参加者がみんな消極的で話が中々進みそうにないな、という時。
ここは一つ自分が呼び水となってみんなの意見を引き出そう! と奮起するも「中途半端な意見出すだけじゃかえって逆効果かも」と思い、ズバズバズバと発言していたらいつの間にか「自分onステージ」状態で、しかもみんなそれなりに納得を得てしまって、いつの間にか会議が終了してしまったり。
例えば飲み会のお誘い。まだ付き合いの浅い人から「面子が足りないのでもしよろしければ」位のニュアンスでお誘いが来たとき。
参加者も初対面の人が多いようだからここは社交辞令と捉えて辞退するべきか、いやいや実際面子が足りないのだったら行った方がいいだろうし、いやしかし元々人見知りする方だからせっかく参加したのに隅っこで大人しくしてたらかえって失礼だろうし……と色々考えた結果、堂々と参加してしかも初対面の人達相手にかなりフレンドリーな態度で接してしまったり。
斯様に、結果的に「空気が読めない人」と周囲の目に映っていても、実際その人の内面では気を使いすぎて迷走してしまっているケースもあるのです。
――と、ここまで書いて「自分の行動を客観視出来ていない時点で、どちらにしろ『空気読めてない』じゃん」と気付いてしまった事は、この際無かったことにして、オチも付けずに終わるのであります。