たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

文化庁、“iPod課金”結論を先送りへ〜依然として合意得られず

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/10/20/21241.html
相変わらず権利者側のガチガチに凝り固まりすぎていてもはや何が自分達の一番の得になるのかさえも考える事が出来ない思考停止振りに噴飯。
ところで、

一方、30条改正に反対しているジャーナリストの津田大介氏は、「法改正後の流れとして、30条の制限がすべての著作物に適用されることになる」と懸念を表明。さらに、ダウンロード違法化を進める代わりとして、SNS世界最大手の米MySpaceが提供する音楽サービス「MySpace Music」のように、ユーザーが合法的に音楽を楽しめる環境を整えるべきだと訴えた。MySpace Musicでは、自らのプロフィールページに好きなアーティストの楽曲のプレイリストを作成し、音楽を再生することが可能。スポンサーの広告費によって、楽曲のフルコーラスが無料ストリーミングで楽しめる。

上記の津田氏の提言に対して、

この意見に日本レコード協会の生野秀年氏は、「CDレンタルがあるのは日本だけ。日本ほど正規品の流通がしっかりなされている国はない」と反論した。

って、全く反論になってないのでは……? 津田氏は、CDレンタルも含めた既存の流通を脅かすほどに、ネットワーク経由で簡単に音楽を楽しみたいという希求が高まっていますよ? という趣旨で上記意見を述べているのだと思うのですが、それに対して「既存の流通で十分だ!」というのは、消費者の意向無視というか、既得権益に目がくらんでその先の利益に目がいっていないというか。
それとも、この記事の要約に悪意が混じっているのかしら……?