- 作者: 岩代俊明
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/10/03
- メディア: コミック
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(以下ネタバレ)
今回のメインは、ヒリューがサイレンに拘る理由である幼馴染の「タツオ」編。
ヒリューの引越しで一時離れた二人が、一体どこで再開したのかその描写が無かった様にも思えるが、不覚にもラストでちょっとグッと来た。
この漫画、絵柄も話もよく「古臭い」と表現されている事もあるけれども、逆に言うと「古きよき少年漫画」の臭いを今に伝えてくれている作品であると思います。最近のジャンプ漫画にありがちな、毎週毎週山場を演出するために話の起伏が無駄に大きい、みたいな所が少なくて、むしろ単行本で読むと丁寧に話を書いているんだなぁ、と感じさせてくれる良作だと思います*1。
願わくば、作者が想定しているであろう物語の終りまでたどり着いて欲しい作品。
*1:毎週毎週山場だらけでも面白い作品もありますが。