たこわさ

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非常識119番は告訴やむなし、消防庁「悪意認められれば」

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080708-OYT1T00403.htm?from=any

 近畿地方の消防本部では過去4年間に、ある一人暮らしの女性から600件以上の119番を受けた。緊急性のない要請が大半で、多い日では一日十数件。女性は救急隊員に身の上話を始めることもあった。

↑のような話を聞くと、「お前のやっている事は間接的な人殺しだ!」と非難したくなる気持ちが湧いてきて、一刻も早い悪質通報に対する刑事告訴の体制を作るべきだ、と思ってしまいます。
ただまあ、一方で、

一方、飯田英男弁護士(東京弁護士会)は「法的手段に訴えるだけでは、何度も119番する人が抱える問題は解決できない。消防と福祉行政が連携を強め、原因を突き止めた上で対応策を探ることが重要だ」と指摘している。

こちらも真実なわけで。もちろん、一分一秒を争う患者と、ちょっと度が過ぎて寂しがり屋だったり人よりもちょっとだけ並外れて常識が欠如したような可哀相な方々とでは、緊急度が違いすぎるので同じ次元で語るべき内容ではないのですけれども。
なんにしても、現場の人間のためにも理不尽なこの状況を打破していただきたいと思いますし、一市民そしていつ何時「救急患者」になるかもしれない我々としても、常に意識していないといけない問題ですね。
にしても、救急の現場では、自分勝手な暴走の果てに事故った痴れ者と、不慮の事故で命の危険に瀕している人とを同列に扱わないといけない事態も少なくないそうで。本当に、救急と医療に携わる全ての方々のご心労を、僅かではありますがお察しいたします。