たこわさ

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コードギアス 反逆のルルーシュ 24&25話感想

録画しておいたのをやっと観れました。
(以下ネタバレ)
まあ、第一の感想は「続きまだー?」でございましたわ。つまりはそれだけ今回面白かったわけですが。
さて、一応の第一期終了という事ですが、話的にはぜんぜん終わってませんわな。むしろ伏線を伏線として明示しただけで、回収自体はしていないというか。もう少し一区切り的な締めを期待していたので、そこはちょっとがっかり。
しかしまあ、ここまで観てきて、やはり私はスザクよりもルルーシュに感情移入してしまいます。
スザクは本当に優しい人間なんでしょうが、その根源は「絶対的な正義を追求する」事、言い換えれば「正義ではないものは徹底的に排除する」ことが出来てしまう人間なわけです。
対してルルーシュは、口では「目的のために手段など選ばない」だとか言いつつも、決してしがらみを捨てきれない。早々に始末するべきスザクを、ギアスを使ってまで生き延びさせようとしたり、決戦の最中にも拘らず、学園と友人達を守ろうとしたり。
しかも事態がどんどんルルーシュを追い詰めていくさまを観るともう、本当にいたたまれない気持ちになってきます。ユーフェミアの事はもう変えようのない事実だけれども、そのままスザクに真実を知られぬままでよいのか? と真剣に考えながらラストシーンに見入ってしまいましたわ。
この作品の放送前の制作者インタビューの中に「ルルーシュとスザクのどちらが正しいか? を問う作品にはしない」という言葉がありましたが、このままの勢いでいくと、やはり二人の道は交わらず、物語の最後は苦い終わり方となってしまうのか、と少々不安があり。
最近、スクライドを観直しているだけに、悲劇の後にも救いのあるラストを期待してやみません。