たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

あの猫殺し作家は真性のDQNだったようです

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/803523.html
既にブクマの方では取り上げていましたが、いやはやこのバアサンはどうやら真性のDQN様だったようです。
私は前回の記事を取り上げた時に、坂東氏の発言を全面的に非難しましたが、それでも「こいつは不妊手術と中絶と間引きを同列に考えているんだろうなぁ」と、理解できないまでもその価値観を推し量ろうという気持ちが少しは存在しました。
それが、今回のこの記事を読んで、全くぶっ飛んでしまいましたよ。コヤツを目の前にしたら、48の必殺技でヌッコロすことに全く躊躇いを持たないことでしょう*1

だったらなぜ避妊手術を施さないのだ」と言うだろう。現代社会でトラブルなく生き物を飼うには、避妊手術が必要だという考え方は、もっともだと思う。

しかし、私にはできない。陰のうと子宮は、新たな命を生みだす源だ。それを断つことは、その生き物の持つ生命力、生きる意欲を断つことにもつながる。もし私が、他人から不妊手術をされたらどうだろう。経済力や能力に欠如しているからと言われ、納得するかもしれない。
それでも、魂の底で「私は絶対に嫌だ」と絶叫するだろう。

もう、全く行っている事が感情的にも論理的にも破綻している。こいつは本当に物書きなのだろうか?
不妊処置が生命を断つのと等しいと言うのなら、子猫を殺すという正しく「生命を断つ」行為をやってのける自分は何様であると思っているのだろうか?
子供を残せない生命は、最早無価値だというのだろうか? コイツは、同じ台詞を不治の不妊症を患う人々の前でもいけしゃあしゃあと言えるのだろうか? 

私的には、

78 名前:名無しさん@6周年[] 投稿日:2006/09/22(金) 15:34:28 id:puyItXDz0
避妊手術が傲慢だというなら、ペットを飼うという事自体が傲慢だと
なぜ理解できないのだろうか。傲慢の中で、最低限の気遣いが
避妊手術だとオレは思う。

に激しく同意*2

各所ブログの記事の中じゃ、麻草さんの↓の記事が中々興味深かったです。
http://d.hatena.ne.jp/screammachine/20060923#p1

追記

あまりにも(私の文章が)「読んだまま」にしか解釈出来なかったようなので、ちょっとだけ追記。
前回の記事への反応でも書いたけれども、ペットを飼うこと・生命を管理することの欺瞞、という点では坂東の意見に反対すべき点は無いし、むしろ前回の記事への反応を散見した所では、(罵詈雑言以外は)そういった点を否定している人は少なかったはず。
問題は、坂東が問題提起を掲げながらもどこかに自己弁護的なコトバをちりばめすぎた事だと思う(坂東本人の意図かどうかは別として)。それが今回の記事の「言い訳」で、爆発してしまっただけの話。
物書きが自己解題することほどかっこ悪いことは無いと思うけど、あの場合はそれこそ必要だった、と思う。同じ主張を増幅して繰り返しても、人の理解は得られまい。太陽と北風だ。
バッシングの原因は、人々の感情ではなく、坂東の手法にある事は明らかだと思う。でも、坂東はそれを繰り返した。あまつさえ『ペットに避妊手術を施して「これこそ正義」と、晴れ晴れした顔をしている人に私は疑問を呈する』等と、避妊手術肯定派が言ってもいない「正義」というコトバを使ってしまった。これでは、人を見下し、自分こそが高みにいるのだ、と主張していると取られてもしょうがない。坂東の本意だったかは別として、だ。
おおよそ生き物、特に猫の様な本能的に狩りをしてしまう動物に近い場所で生活した事がある人間ならば、「他者の死の上に立つ生」なんて当たり前の事は一度ならず思い知った事はあるだろうし、そうでなくとも、毎日毎日動物の死骸を味を楽しみながら食べている日本人だ、んなこたぁ偉そうに言われなくてもわかっとるわい、と反応するのが当たり前。「当たり前」の反応をヒステリックな罵詈雑言と捉えてしまう、その思考にこそ問題があると思う。
坂東への批判は「言論弾圧」なんかじゃない。坂東が言論を間違えただけの事だ(変な日本語だ)。
相変わらずまとまりが無いけれども、後一点だけ。
私が文末に麻草氏へのテキストへのリンクを張ったのは、参考にしたからでも同意したからでもなく、単純に「興味深い」考えであったからだ。私のテキストが氏のテキストの上に立脚している訳ではないのは、両方を読み比べれば分かる事だと思いましたが……いやはや、人間は読みたいように読む生き物だな、と。
無論、私もその人間なんですがね。

更に追記

あと、「48の必殺技でヌッコロス事に躊躇しない」というのは、「『正義』を語るんだったら、別の『正義』によって、48の必殺技でキン肉マンに容赦なくヌッコロされる悪魔超人ようにされても文句はなかろう?(そしてあわよくばその後何故か友情が芽生えたり芽生えなかったり)」という意味であったり、なかったりするので、そこんところよろしく。

*1:その位不快だし許し難い、という意味なわけですが、一部の方には、私の坂東へ対する殺人予告に読めてしまうようで。私は48の必殺技なんぞ使えませんし、タヒチに行く予定も坂東が帰国した際に付回して抹殺の機会をうかがう予定も今後一切ありませんので、あしからず。

*2:避妊手術自体が傲慢の上に成り立っている、という観点に対して