たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

家庭用ゲームにも年齢制限の波

http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20060531#p2

しかし、レーティングというのはネガティブにとられがちなのだけれど、以前浜村通信さんが「ファミ通」に書かれていたように、考えようによっては、「18歳以上向け」ということで「大人限定のゲーム(それはもちろん、性的表現だけではなくて)」を堂々と作れるというメリットもあるんですよね。昨日の「ニュースーパーマリオの購入者のピークは30代」という話などを考えても、「大人向けゲームの市場」には、まだまだ発展の余地が十分にありそうな気がします。

実際、PCの18禁ゲーム(まあつまりエロゲ)なんかでも、18禁というお墨付き(実際は自主規制ですが)を利用して、一般向けじゃあ書けないような過激表現*1だとか、読み手側にある程度の成熟度を求めるテーマを扱って、肝心の(?)えちぃシーンは殆んど無いor省いても問題ない作品が結構あるようで。
ただ、現状として「18禁」だとかの制限ってのは、世間一般がゲームやらアニメやらに世間の負の部分の責任を押し付ける道具と化している部分があるわけで、クリエイターやゲーマーがいくら声を大にして頑張ってみても、偏見が取り払われる時代は来ないのではないかとも思い。
レーティングというものが、消費者保護じゃなくてクリエイター及びそのジャンルを愛する人々の保護の方向に傾いてくれれば……と等と思うのは、少々迷走した願望でしょうか。

*1:スプラッタ系ミステリとかのレベルの描写。それでも、ゲーム業界じゃ一般向けとしてはNGなんだからよく考えたら不思議ですね。