たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

Fate/stay night 第21話「天地乖離す開闢の星」

脚本はまあまあ。戦闘シーンは……。
偉くスピーディーな脚本。色々と突っ込みどころはあるんですけれども、まあそれなりに見事なはしょりぶりだったのではないかと思います。特に台詞周りは、原作通りにするとAパートで丸々1話使っちゃってでしょうから、上手く凝縮したな、という感じ。
戦闘シーンも、ギル様のアクションを所々原作から改変して分りやすくしていたのは見事。が、肝心の乖離剣・エアが迫力不足であり説明不足であり。まあ、話の展開で見せるしかないのかもしれませんが。
後、士郎がエクスカリバーの鞘を投影するシーン。投影するまでの流れはいいんですが、その後のセイバーの動きとか、ギル様が悠長に驚いてくれちゃってる所とか、やはりこのアニメ全般に漂う「マヌケなアクション」が出てしまった感じ。セイバーがいきなり回復して駆け出す、まではいいんだけれども、その後士郎と見つめ合ったり悠長にエクスカリバー収めたりは、ちょっと……。
やはり原作に近い感じで、セイバー「士郎!」と叫んで駆け出す→ギル様攻撃→閃光→ギル様何故かダメージを追う→士郎とセイバーの前には鞘に収まったエクスカリバー、みたいな画面展開の方が良かったんじゃないかな、と。脚本は平気で過程をすっ飛ばして結果だけ描く癖して、アクションで同じ事が出来ないのは、ちょっとねぇ。
他にも、折角の燃えるシーンだったのに、今まで士郎の主人公補正ッぷりを後付理由も付けずに垂れ流してきたお陰で、カタルシス不足。残念。