たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

堀江被告の保釈・幕引きで闇に消えたライブドア事件

http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/060510_livedoor/
ライブドア事件のここまでのまとめ。多少偏ったきらいはあるものの、立花隆はやはり中々読ませる文章を書いてくれますな。
文中にnikaidou.comの名前が繰り返し登場して、ちょっと吹きましたがw
以下、気になる点等。

実をいうと、先日、東大駒場でやっている私のゼミの学生と飲み会をやったときに、彼らの中にも少なからぬ堀江ファンがいまだにいることを知った。彼らは、堀江被告が何か悪いことをしたから捕まったとは思っていない。そうではなく、堀江被告が権力当局の忌憚にふれるようなことを仕出かしたが故に政治的に逮捕されたのだと思い込んでいるのだ。

確かに、ライブドア事件自体に一種の「見せしめ」要素がある事は、多くの人が認めるところでしょうが、大掛かりな「悪事」を行っていた事もまた事実な訳で*1。堀江を英雄視できる感性と知性は信じられませんな……。あれはただの小悪党であって、革命家などではないというのに。

いい意味でも悪い意味でも堀江被告は本質的にそれほどの大物ではない。
この事件の捜査過程で明らかになってきた諸事実が示すことは逆である。堀江という人物の小ささだ。堀江という人物に関する世間のこれまでのイメージがバブリーに膨らむだけ膨らんだ虚像そのものだったということだ。

ここの件に激しく同意であります。

言ってみれば、堀江をはじめとする元ライブドアの幹部連中がやってきた事は、安物のツボを「霊験あらたかな壷ですよ」と売りつける心霊商法と同じ次元の事な訳で。
そんな堀江達を未だに支持できる方々というのは、「騙されている」事も気付かずにインチキ宗教を信じ込んで尻の毛まで毟られているのに「救われた」と信じ込んでいる、幸せな頭の持ち主なのでしょうね。
本人が幸せだというのなら何も言いませんが、お願いだから他人にも壷を売りつけようとしないでもらいたいものですが。

*1:厳密に言えば、裁判の終了を持って「事実」となるわけだが。