たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

「はてな」内における無配慮な「ネタバレ」の現状

さて、私にしては珍しく「Fate/stay night」アニメ版の感想を毎週欠かさず書いている訳ですが、執筆に当たっては、二つの制約を自分に課して書いているのです。
一つは、「書き上げた後、余所様の感想をいくつか参照する」。これは、余所様の感想と自分のとを比較して、事実誤認と個人の感性に依存しすぎる事を防ぐためのもの。
そしてもう一つは、「原作のネタバレを極力しない」事*1。 ネットという公共の場に情報を流すわけですから、ネタバレによって不利益を被る*2人がいる事を想定しなくてはいけないわけで。
それで、上記のように私は他の方の感想を、主にはてなのキーワードから辿って参照しているわけですけれども、「ネタバレに対する配慮」という観点から見ると、まあこれが酷いの何の。
誇張無しで七割方の人が、「ネタバレ」に対する配慮一切無し。冒頭フォントサイズ大の太字で致命的なネタバレを書くなんていう、キーワードで辿り着いた人が絶対に回避出来ない罠が、もう満載な訳ですよ。
「読まれる意識」が希薄な人は、まだ無知故の罪という事で納得する事も出来るんですが、キーワードとかトラックバックとかの意味を理解しているのに、ネタバレについては全く何の配慮も無いような人を見かけると、不快感さえ漂うわけで。2ちゃん以下かよ、と。
ブログ全盛時代の弊害は、こんな所にも現れているのかな、と。

*1:ただし、アニメで分かり難いであろう部分は原作からの引用などで補足しますが

*2:時々、ネタバレの何が悪いのか分らない人がいますが、あるミステリ小説を「これから読むかもしれない人」がいる前で、その小説の犯人とトリックをベラベラ喋ったら、「これから読むかもしれない人」が得られたであろうミステリ的快楽を奪ってしまう事になるわけで。万死に値しますワナ。