たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

Fate/stay night 第12話「空を裂く」

やあ、今回の作画はやけによかったですなぁ。
(以下ネタバレ)

他所でも散々言われているけれども、ゲーム版と比較するとどうしても士郎の特攻馬鹿振りが目に付きます。士郎は脊椎反射で特攻してるんじゃなくて、色々と煩悶を繰り返した上で結局自らの信念だとか究極の自己犠牲性だとかを発揮してしまって、結果的に特攻野郎になってしまうわけであって……。
一応、先の凛の台詞やら今回のセイバーの台詞やらで、士郎の持つ異常なまでの利他思考が提示されましたけれども、士郎が実際はもっと色々と考えているんだ、という描写がほぼ無いので、原作知識が無い人には伝わらないでしょうし。
さてさて、今回のメインはセイバーvsライダーの最終決戦な訳ですが、ビルを駆け上がりつつの戦闘シーンは、中々堂に入っていましたな。原作でも群を抜いて躍動感溢れるシーンだけに、これは嬉しい限り。
で、肝心のライダーの宝具なんですけれども、ペガサス自体のイメージとかベルレフォーン発動の辺りはまあ溜めの演出だから分るんですが、通常時にあまりにスピード感が足りないと言うか何と言うか。あれじゃあ、ペガサスの馬力で押し勝っているようにしか見えませんわなw
原作のイメージだと、「通常時=高速誘導光弾」で「宝具使用時=極太貫通レーザー砲」って感じでしたが。そこいら辺になんとも違和感が残ったのは残念でした。
エクスカリバー」対「ベルレフォーン」の激突シーンは、まずまずの及第点。ちょっと残念なのは、「ベルレフォーン」のレーザーっぽい感じがイマイチ弱かったところでしょうか。後、真名の叫び方も弱かったかなぁ。どうせなら、劇画タッチの止め画に書き文字がダーンッ! みたいな演出が欲しかったけれども、それはもう別のアニメになってしまうかw
エクスカリバーの方は満足。まあ、強いて言えばもう少し巨大な光の剣を振り下ろすイメージならな、と。
次回は風雲!イリヤ城ですか(違
「遠い背中」のエピソードで某キャラの出番が終了する時が近づいてきたのか……?

オマケ:本編では分らないと思しき所の補足

結局ライダーの真名って?
「ペガサス誕生の経緯は?」「ライダーは常に目隠しを外さなかった」「悪鬼の類」という三つのキーワードから導き出される、ギリシャ神話の怪物は?
ライダーの対軍宝具とセイバーの対人宝具は相性が悪いといっていたのに、圧倒してたじゃん?
来週以降補足が入るかもしれないが、セイバーの言う「対人宝具」は、彼女が普段使っている不可視の剣「風王結界(インビジブル・エア)」。が、実はそれはセイバーの宝具の真の姿を覆い隠すための能力だったりする。つまり、風王結界の中に隠されていた「エクスカリバー」の姿を。「エクスカリバー」自体は、見てのとおり「対人」というレベルに留まる物でなく、「対城宝具」。