たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

Fate/stay night 第7話「蠢動」

今回の作画は何だか好きですなぁ(以下ネタバレ)。
戦闘シーンもなく、セイバーはひたすら飯を食って、士郎は凛と桜と一成とブコメを演じつつ放課後の結界潰しに終始したお話なんですが、これが普通に面白い。
原作も、戦闘シーンがメインのように思われがちですけれども、状況が差し迫ってきている中でも日常の演出を忘れない所が受けていた部分もあるので、今回の話のようにそういった所を手抜かないで再現出来るこのアニメのスタッフは、原作を大事にしてくれているのだな、と。
しかも、ラストの慎二とライダーの出現と次回予告で示唆される目まぐるしい場面展開によって、まったり→急展開バトルの緩急差を演出している所に、はじめの1,2話辺りに感じた余裕の無さそうな色はもはや見えず、脚本次第によってはこのアニメが大成功に終わるのではないか、という期待を持たせてくれます。
が、前回に引き続き「正体不明のサーヴァント」が「ライダー」に確定した理由が描かれていない等、細かいけれども見逃せない矛盾が残っていて、原作を知らない視聴者に目が向いてないんじゃないか? と勘繰ってしまう部分も有り。
また今回、凛が普通に美綴の事を「綾子」と呼んでいるシーンがあったんですけれども、アニメ版で凛と美綴が懇意である事を明示したシーンってありましたっけ? 有ったとしても、士郎が普通に流しているのにちょっと矛盾を感じたり。せめて「綾子って……美綴が!?」位の台詞は言わせたほうが良かったんじゃないかな、と思ったり。
ま、そんな事より私が一番気になっているのは、いつ凛が士郎の事を名前で呼ぶのか、ということなんですがね(ぉ
次回は遂に押しかけ師匠フラグが立つようなので、ここいら辺で実行してもらいたい所なんですがw