たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

第二の「ゲーム脳の恐怖」降臨か?

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/gakugei/dokusho/archive/news/2006/01/15/20060115ddm015070135000c.html
シロクマさんの所で知った「面白そうな」本。上記リンクは毎日新聞に掲載された書評なんですけれども、こりゃまた香ばしい人が出てきてしまいましたなぁ。

「攻撃を繰り出すためには、ボタンを押し続けなければならない。それは引き金を引く行為と同じである。(中略)破壊行為は、満足と報酬によってどんどん強化されることになる。暴力は、悪いことどころか、『楽しみ』になっていく。(中略)子どもや未熟な大人が、こうした暴力シーンになじむことは、『悪い敵』を攻撃してもいいという考えを強化し、それは、とりもなおさず、思い通りにならない存在は攻撃すべしという態度や考え方を強めてしまうのである」

この論理で行くと、ダーツとかボウリングとかの的に巧く命中させる系統の遊戯全てが、攻撃性を高める危険な存在になってしまいますねw
この評者の鹿島茂という人も中々自己愛的な思考回路をお持ちのようで*1。まず始めに「ゲーム・ネットは悪」という認識がこの方の中にあって、自分の認識に一致するというだけの理由でこの本をべた褒めしているようにしか見えませんわ。
この本がネガティブな意味で有名になる事を願いますわ。

*1:ネット界各所でもこの書評に対する異論が噴出しているが、その中には「あの(良識ある)鹿島氏がこんなトンデモ本を鵜呑みにしてしまうなんて!」という類の衝撃を受けている物もある事を付け加えておく。