たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などの感想を中心にお送りする雑多ブログ。

フジ、1600億―2000億円負担で調整・ライブドアと和解交渉

http://it.nikkei.co.jp/it/newssp/fuji_vs_livedoor.cfm?i=2005041310024ra
ライブドア側の当初の目的であった「フジサンケイグループの権力の一端を握る」事から一歩遠ざかったとはいえ、フジがライブドアへ出資する事を前提とした交渉が進められている所をみると、「ライブドア側辛勝*1」で一連の騒動の決着がつきそうな感じの展開になってまいりました。
では、ライブドアは勝者でフジは敗者なのかといえば、決してそんな事は無いのです。
この一連の騒動で最も特をしたのは*2、間違いなく「リーマン・ブラザーズ証券」でしょう。フジとライブドア泥仕合を横目に、ライブドア株を利用してタンマリ儲けたようです*3
では敗者は誰か? それは今回の騒動で一番割を食った存在――つまり「ニッポン放送」であると言えるでしょう。「敗者」というより、「被害者」と言った方が正しいかもしれませんが。
ライブドアがフジサンケイに食い込むための「道具」として敵対的買収の憂き目に遭い*4、頼りのフジは終始後手後手の対応ばかりという体たらく、スポンサーや人気パーソナリティ・製作スタッフには「ライブドアに支配されたら降りる」と言われ、裁判所にも見放され、終いには名物社長のカメちゃんが騒動の責任をとる形で退任決定。
……見事に踏んだり蹴ったり。もうしっちゃかめっちゃかで現場も周りも大混乱でしょう。
日経新聞世論調査では、「フジとライブドアどちらを支持するか?」という質問に対して、約4割がライブドア支持と答えたといいます。確かに、フジ側の対応が褒められたものではないという事は事実です。日本企業の病巣の一つである、という意見も的を射ているでしょう。
しかしながら、どこかのタヌキオヤジ*5も言っていたように、「敵対的買収」というのは企業倫理上(株主利益上も)褒められた手法ではありませんし、TOBをかけなかったライブドアの姿勢は、市場の透明性を著しく低下させ混乱を招いたと言えます。
ライブドアを支持している方々は、そういった負の側面――特に、「ニッポン放送」という優良ラジオ局を自己利益の為だけに道具として利用し混乱を招いた――に対して、一体どのようにお考えなのか。是非、ご高説賜りたいものです。

*1:ただ、この決着だとライブドア側は結果的に「グリーンメーラー」と何一つ変わらなくなってしまう。

*2:金銭的な意味だけでなく

*3:SBIの動き方次第では、そちらにも軍配が上がるか?

*4:まさか、いまだに「ライブドアニッポン放送企業価値を高めるために買収した」と本気で思っている白痴な方はいないとは思いますが

*5:北尾とかいう大狸